建築というとやはり、工学、理系というイメージですが、じつは建築にとって大切なのは、人間や人生というものに対する理解にあります。時盛建設はビルや住宅を建てますが、それだけでなくその場所で活動する人、そこに住む人の「よいものがたり」をつくることを目指しています。CMは「建物」篇と、「住宅」篇の2つのタイプがあります。
作家と出版社の社員という設定で、その出版社の社員が手に持っていた本は「我輩は、建物である」というタイトルです。もちろんこのCMために作った小道具ですが、もしかすると実際にそういう本があるかもしれないなと思いました。
撮影は、築百年以上のお家で行いました。立派なつくりで、しかも広くて撮影もスムーズでした。ちなみに床の間の掛け軸は「建物」篇と「住宅」篇で、それぞれ絵を変えております。
クリエイティブディレクター:山下明仁、プランナー&コピー:山下明仁、ディレクター:廣瀬聖香、照明:西川文浩・石川泰弘、音声:岡本忠慶(トラストネットワーク)、出演者:細見環・村上差斗志、ナレーター:スマイリー原島、ヘアメイク:清水恵美子、MA:中藤岬(Studio M3)、広告代理店:読売広告西部 徳山支社